「佐久島」を巡る、想い
アートの島として近年人気の高まる愛知県『佐久島』。
ここに"佐久島弘法"が建てられてから100周年となる2016年、
monchouchouたないりほの写真展「弘法みちさんぽ」が行われました。
愛知県西尾市の本土から約8km離れた、
約260人の島民が暮らす漁業を中心とした小さな島。
佐久島を訪れて触れたこと、感じたこと、そして伝えようとしたこと―
H佐久島を訪れて感じたのは、なんだか掴みどころのないような"幸せな時間"。
ゆったりとしていて、丁寧で、上手に表現できないんですが、漠然としたそんな感じ。
monchouchouさんは、佐久島という場所にどんな印象を持っていますか?
m私がここに来るのは11月から3月という寒い時期で平日だったこともあり、
あまり人に出会うわけではなくて。とにかくのんびりとした感じ。
たまに島民の方に出会えると、みなさんとてもあたたかい。
やさしくて、時間がゆったりと流れていて。
Hこの写真展を開催されることになったのは、どんなことがきっかけだったんですか?
m佐久島に関するさまざまなプロモーション活動を行われているアートプロジェクトの会社から
お話をいただきました。
愛知県豊橋市のgarageさんで開いていた私の個展を見に来てくれたスタッフの方から
声をかけていただいたのですが、私の写真と佐久島との何か共通点を感じてくださったんだと思います。
そのスタッフの方と一緒に冬から春に移りかわる島を撮影させていただきました。
H個展を通して、良いご縁があったんですね。ちなみに、初めて島に来た時はどんな感じだったんですか?
(つづく)