HUIS | 遠州織物

twitter Facebook インスタグラム ライン LANGUAGEJAPANESEENGLISH
HUISについて
HUISの商品とお店
HUISの活動

ブログ

お知らせ 2026-04-11

HUIS.の服づくり -売り上げを目標にしない-

「HUIS.の服づくり」(主婦と生活社 2024年)より、掲載内容を抜粋してご紹介します。

__________________
chapter 6 すこやかなアパレルビジネス
売り上げを目標にしない
__________________

HUISはブランド設立当初から今も、売り上げを目標にしていません。それがさまざまな弊害を生み得ると考えているからです。

アパレル業界は効率化を求めることで、安く大量の商品を生み出すことに特化してきました。売り場においても、接客コミュニケーションを省いた効率的な販売のためには、安くて買い求めやすい商品は売り上げを伸ばすためにとても便利です。

こうしたアパレル業界のもうひとつの特徴は、売り場から逆算して生産を考えることにあります。売りやすい商品のために、徹底的にコストを下げる。そのために、効率的なものづくりの形を試行錯誤してきたのが繊維業界の歴史でもあります。

こうした業界の流れの中で、機屋さんのように、売り場から遠い川上の事業者ほど、厳しい値下げを要求されてきました。品質ではなく値段だけをみて買い叩かれる。そうすると必然的に、よいものを作り続けることはできなくなってしまいます。無理な要求によって事業の存続を諦めた会社や産地もあります。そしてアジアを中心とする海外との価格競争によって、年々、日本製の生地は希少なものになってきました。

 

 

HUISは、機屋さんに対して値下げ交渉はしません。
それは、生地の品質を維持するために最低限必要なコストであることがわかっているから。職人さんたちはプライドを持ってものづくりをしているし、プライドを持って値付けもしている。必要以上に儲けようと思っているわけではなく、まっとうに必要な分を積み上げた結果、その価格になっているのです。

だから僕たちがすべきは、生産現場に対して値下げを要求することではありません。お客さまに対してなぜこうした価格になるのかを丁寧に伝えることだと思っています。

職人の高齢化や新たな担い手の不足といった課題は、遠州産地に限らず、どこの産地においてももう何十年と課題になってきたことです。
産地が大きく復興するような、起死回生の一手がこの先降ってくるわけではありません。
こうした中で、産地の未来を拓くために必要なことは何なのか?
その答えのひとつは「素晴らしい技術を持った人たちが、素晴らしい技術を持っているということを適切に評価されること」だと僕は思います。

そんな基本的な第一歩からも、遠く離れてしまっているのが今の繊維産地の現状です。日本人が誇りに思えるはずの歴史と技術、それを今担う方々のことを、私たちひとりひとりが知ること。
それは今の産地を支える方々の心を潤すとともに、その素晴らしい技術に憧れる次世代を生むことにもつながるでしょう。

 

 

株式会社HUISが法人化して1期目にあたる2021年度の売り上げは4.3億円、2期目の2022年度は5.1億円を計上しました。2023年度も順調です。
この売り上げによって産地の維持発展に寄与できる可能性も感じています。ただ売り上げを目標にすることは本末転倒になり得る。
産地とお客さまが本当の意味で循環する、そのことに集中すれば、売り上げは自然に伸びていくものだと考えています。

 

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
HUISonlinestore | http://1-huis.stores.jp
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

 

 

 

 

 

 

カテゴリー

オンラインショップ