この春からスタートした市内こども園へのハギレ提供の新聞記事をご覧になった小学校の先生からご依頼があり、初めて小学校へハギレの提供にお伺いしてきました。

こちらの小学校の5年生は、総合的な学習の時間で「SDGs」をテーマに一人一人課題を立て学習を進めるそう。
洋服の生産過程で生じるハギレの存在を知り、その活用について考えることで「SDGs」について理解を深めることができたらということで今回お声がけいただきました。

SDGsには貧困・気候変動の他にも、「つくる責任、つかう責任」「働きがいも経済成長も」といった目標もあります。
通常は廃棄されてしまうハギレですが、地元浜松で丁寧に織られている貴重な「遠州織物」。
地元産業と遠州織物の品質の高さ、肌触りのよさも合わせて伝えることで、SDGsについてもより身近に自分ごととして捉えてもらえたらということで遠州織物についてお話しする時間もいただくことができました。

髪の毛より細い糸から生地を織る工場や職人が遠州にはいることを伝えると、こどもたちは一様に驚いた様子で、洋服のタグを見て原材料や生産国を調べたり、ハギレと着ている服の触り心地を比べたりする手にもいっそう力が入っていました。

今後は、総合的な学習の時間の中で「SDGs」についてさらに学習を深めつつ、教科を横断して図画工作科や家庭科でハギレを活用していくそうです。
今回話を聞いてくれた皆さんがどのような疑問をもって学習を進め、どのようにハギレが姿を変えるのか、今からとても楽しみです。

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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
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