大盛況だった「サンチノ」最終日には、棚田での綿花栽培の様子や、棚田の魅力と新たな可能性についてお伝えするワークショップ&トークイベントを開催しました。
事前の新聞報道をご覧になって、自宅で栽培している綿の活用方法について知りたい方、また最近棚田を訪れたことをきっかけにより詳細を知りたい方など、多くの方に展示をご覧いただきました。
綿のワークショップでは、綿繰り(種取り)と糸紡ぎの体験を行いました。
どちらもすぐにコツを掴んで、ポロポロと種が出てくる様子や綿毛から糸ができていく感覚が面白く、特にお子さんは夢中になりもくもくと手仕事を楽しんでいました。

久留女木の棚田の保全維持管理を担う「竜宮小僧の会」事務局長・鈴木一記さんと代表松下とのトークイベントでは、大河ドラマのストーリーや撮影の裏話、なぜ久留女木の棚田に全国的にも注目が集まっているのか、そして棚田でのお米づくりとHUISの綿花栽培をきっかけに広がる民間企業との連携などについて、時に笑いを混じえながらも、日本の農業の”現在地”を知ることができる貴重なトークイベントとなりました。

浜松市内には久留女木の棚田と合わせて3つの棚田があります。
大河ドラマ「おんな城主 直虎」の効果もあり久留女木の棚田を訪れたことがある方はたくさんいらっしゃる一方、他の2つの棚田含め市内に棚田があることをご存知ない方もいらっしゃいました。
三重の丸山千枚田、輪島の白米千枚田、千葉鴨川の大山千枚田のような大きく観光名所としても有名な棚田もありますが、久留女木のように地元農家さんが脈々と繋いできたこぢんまりとした棚田も日本各地には点在しています。

繊維産業も農業も、高齢化や人手不足、肥料や資材の高騰などにより、産業とともに地域に根付いてきた伝統や文化を後世に伝えていくことができるか、今が正念場。
今回、浜松市・静岡県・そして遠鉄百貨店の協力により、こうして「サンチノ」と合わせてワークショップとトークイベントを開催させていただけたことで、初めて知ってくださった方や、より身近に感じられた方もいらっしゃると思います。
SNSやyoutubeでの発信と合わせてこうした実際に体験・体感できる機会を大切にしていきたいと思います。
entrance浜田さんとのトークイベントとこちらのトークイベントは、アーカイブよりご視聴いただけます。
ぜひアーカイブよりご覧いただき、機会がありましたらお近くの棚田にぜひ足を運んでみてくださいね。
■遠鉄百貨店「サンチノ~心に届く良いもの展~」
会期:7/17(木)〜7/21(月・祝)
会場:遠鉄百貨店8F催事場
営業時間:10:00-18:00(最終日17時閉場)
@endepa_official
■浜松の産業PR特別トークイベント&ワークショップ
7/19(土)【遠州織物 DAY】
7/21(月・祝)【久留女木の棚田 DAY】
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
HUISonlinestore | https://1-huis.stores.jp
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