11月上旬、浜松市立初生小学校発達支援学級の先生と児童たちと一緒にハギレのワークショップを行いました。
春からスタートしたハギレ提供プロジェクトの新聞記事に目を止めてくださった発達支援学級の先生から問い合わせをいただき、夏から打ち合わせを重ねて今回の授業でのワークショップを迎えました。
ワークショップでは、自分で自由に切ったハギレを洋服や帽子のシルエットに合わせて自由にデコレーションをして、お気に入りの一点を作りました。

実際に遠州織物に触れながら、肌触りのよさや、同じ織物でも触った感じが違うことなども体験してもらいました。
普段から身近な紙とちがい、布を貼ったり、切ったりというのは日常生活ではなかなか経験がないもの。切りにくさを感じながらも、刃の位置を確かめながら布を切ったり、きれいにきれた時の感覚を楽しんだりと、布ならではの特徴も感じてもらえたのではないかと思います。
今回は学年を横断した合同授業ということもあり、授業の最後には高学年向けに将来のことを見据えて仕事内容や働くうえでの大変さや、ややりがいについてもお話しさせていただきました。
手が動き始めると子どもたちは黙々と作業を進めていきます。
布を切ったり、選んだり、時には手を止めて考えたり。
その静かな眼差しや姿の中では、布の触感、形や色の刺激、そしてそこから浮かんでくる自分が作りたいもののイメージがダイナミックに作用しあって、一人一人の中で本当に大きな学びになっていると感じます。
そのエネルギーや発想は本当にかけがえのないものだなあと、未来に向かう子どもたちの姿にいつも励まされ希望を感じると同時に、少しでもより良い社会を残していきたいという責任も覚えます。

今回のワークショップでの活用以外にも、子どもたちと先生方の中で活用のアイデアが広がっているようで、ハギレがどのような姿に変わっていくか私たちもとても楽しみです。
短い時間ではありましたが、身近な洋服や織物に親しみ、地元で働くことについて興味を持ってもらえるきっかけとなれば嬉しいです。
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
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