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お伝えしたいことお知らせ 2022-05-13

HUISの製品生産過程で生まれる遠州織物の“端切れ”をニューヨーク留学中の学生さんに提供させていただきました

昨年、HUISの製品生産過程で生まれる遠州織物の“端切れ”を提供させていただいたニューヨーク留学中の学生・藤島さんの卒業制作が先日発表されました

ニューヨーク州ファッション工科大学で学ばれていた藤島さんは、地元・浜松市の出身です。
アパレルのさまざまな現状を学ぶ中で、世界的なファストファッションの問題点から、生産や労働におけるサスティナビリティの重要性を再認識するようになったそうです。
そんな中で以前より、HUISの活動に共感いただいていたそうで、昨年、卒業制作への協力についてご連絡をいただき、縫製工場で生まれる製品生産後の端切れ生地を提供させていただきました。

藤島さんは中学生の頃から遠州織物に興味があり、「遠州織物」をテーマに自由研究にも取り組んだことがあったそうです。お声かけいただいた際には、HUISの”ブランド哲学”への共感を真摯に話してくれました。

衣服の意匠・デザインや機能性といったことだけではなく、伝統的な地域産業の維持や、その生産現場の持続的な発展への取り組みを感じていただけていることが私たちはすごく嬉しかったです。

HUISの製品を作ってくれているのは遠州の機織り職人だけではありません。日本各地の紡績会社さんや縫製工場の縫い子さんたちなど、たくさんの人の手がかかっています。そして、そうした仕事の多くは、それぞれの地域に根付いた産業になっています。

売り場に並ぶ商品そのものを通してそうした背景を感じることは、現実的には少し難しいものだと思います。
売り場と生産現場が特に遠いのがアパレルの構造的な特徴です。ややもすると、機械が自動的に生み出しているように感じてしまうこともあるでしょう。でも、すべての衣服は、たくさんの地域で、それぞれの家族や生活を持ったみなさんの仕事の連なりでできています。それは国内も海外も変わりません。

HUISのブランド活動を通して、若い世代の方にこうしたことを感じていただけるのはとても嬉しいことです。
コロナ・紛争などを通して、世界的なアパレルの情勢もまた大きく変化しています。日本の誇るべき産業の価値がきちんと伝わり、これからの時代にも変わらず続くように。

卒業制作の完成発表会では「遠州織物」やHUISのことも紹介していただいたそうです。同郷の若い世代の方が、世界に向けて「遠州織物」を発信してくださることをとても頼もしく思います。

コロナ禍の中での学生生活や卒業制作、大変だったと思います。藤島さんのこれからのご活躍を応援しています。

Nao Fujishima
@nao_fjs

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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
HUISonlinestore | https://1-huis.stores.jp
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