先月は、札幌大丸さん1Fで初のPOPUPを開催させていただきましたが、こちらのイベントでは東京を拠点に活動されている「PETTY」さんとコラボの形で開催させていただきました。
主に女性の方へ向けたシンプルな衣服をユニセックス展開しているHUISに対し、男性を中心にターゲットとしたこだわりある個性的なデザインの衣服を展開しているのがPETTYさんです。
雰囲気は対照的。ですがものづくりの背景が非常に共通していることが、この2ブランドのおもしろさです。
PETTYデザイナーの板倉北斗さんは、HUISの使用する遠州織物をはじめとして、他のさまざまな産地で作られた貴重な生地を使用し、古着をルーツとしたヴィンテージやアンティーク服をモチーフにした創作活動を展開しています。
現代のアパレル業界において、「デザイナー」と呼ばれる職種の人が、生産現場を知ることはほとんどないと言われています。
デザインした衣服にどんな生地を使うのか?という場面において、商社さんが手配する生地見本帳(カタログ)から選ぶことが一般的です。
こうした見本帳に並ぶ生地の上では、どんな国で、どんな機械で、どんな人が織っているか、という情報は表示されることがなく、生地に対する表面的な情報のみを伴って流通することが通常です。
こうした中、PETTYのデザイナーである板倉さんは、年月をかけて国内のさまざまな産地に自ら足を運び、独学で各地の職人さんたちと対話と企画を重ねることを続けてきました。
また、2020年には自ら愛知県の機屋さんに住み込み、職人として機織りや織機の整備に携わられ、実体験を通して自らの知識をより深めています。(その記録についてはnoteにまとめられていますので興味のある方はぜひご覧ください→https://bit.ly/3Ns51Op)
板倉さんのそうした姿勢や、深い知識に、私たちはいつも感銘を受けています。
それぞれの産地の強み、そこで生まれる生地の特性を、本当の意味で理解して衣服に落とし込むことのできるデザイナーは、どれほどいるでしょうか。
私たちHUISは、遠州織物という産地に特化したブランド展開をさせていただいていますが、より広がりのある『日本の産地』というテーマを背景のひとつとして、PETTYさんはブランド展開をされています。
ブランドの持つ雰囲気、デザイン、生地背景、そして身につけていただけるお客さま。いろんな要素が複雑に組み合わさって生まれるのがアパレルブランドの面白さです。誇りある日本の職人の技術がそこにあることは、これからの時代における、無限の魅力につながります。
刺激をいただける素晴らしいブランドさんたちとともに、活動をさせていただけることが、私たちにとって何よりの楽しみです。
■PETTY
https://www.petty.tokyo
【SHOWROOM】
東京都台東区東上野4-13-9 ROUTE89 BLDG. 3F
Gallery&shop ” FARMILIA ”
【Instagram】
https://www.instagram.com/petty_tokyo
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
HUISonlinestore | https://1-huis.stores.jp
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