先週末6/17、18の2日間にわたり、久留女木の棚田では田植え体験会が開催され、HUISスタッフも参加してきました。
柴咲コウさんの田植えの報道もあり、例年よりも参加者も多く、家族連れや大学生を中心に大変賑わっていました。
棚田は斜面を利用した田んぼのため、一枚一枚の面積はそんなに大きくはありません。
しかしながら、田植えに慣れていないということもあり、平均的な大きさの田んぼでも田植えを終えるのに大人4〜5人で1時間ほどかかりました。
また、いわゆる「体験会」ですと、苗も用意され田んぼもきれいに整えられ、すぐに田植えができる状態で参加者は招かれます。
しかし実は田植えに至るまでの準備にこそ本当に手間と時間がかかり、なにより、お天道様の機嫌を伺いながらの数ヶ月の作業を経て、ようやく田植えの日を迎えます。
この、準備に手間と時間がかかること、そしてその工程が一般には知られる機会が少ないことは、本当に織物の世界と似ていると思います。
これまでもさまざまな機会にお伝えしてきましたし、6/25(日)公開のYoutubeチャンネル第
15回でもお話ししましたが、シャトル織機で生地を織ること自体大変手間と時間を要しますが、機械を動かす前の準備にも実は気の遠くなるような手間と時間がかかっています。
種まき直後の大雨で多くの種が流れてしまった綿ですが、わずかに生き残っていた芽からはしっかりとした本葉が生え、葉も大きくなっていました。
ポットで育てていた苗も地元農家さんが畑に移植してくださり、今後の生長が楽しみです。
水面に映る空の色がはっきりと分かる田んぼも、稲の成長とともに田んぼの青みも増していくことでしょう。
しっかりと根を張り、稲も綿もが大きく大きく成長していきますように。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
HUISonlinestore | http://1-huis.stores.jp
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –