種を蒔いてから約4ヶ月、度重なる困難を乗り越えて、地元の農家さんや子どもたち、そして機屋さんたちにもご参加いただき、ついに初収穫を迎えることができました。
初めて見る綿の畑に、
「わぁ大きい!」
「こんなきれいな花が咲くんだね」
と大人も子どもも暑さを忘れて大興奮。
自分の背丈よりも大きい綿の畑の中を子どもたちはどんどんかき分けて進み、次々と真っ白な綿を見つけていきます。優しくひっぱると、綿はすっと萼(がく)から離れ、簡単に収穫することができました。
しかしながら、綿の収穫の難しいところは、収穫期が2〜3ヶ月間と長く、さらに収穫には繊細な作業が必要で機械化が難しいことから、どうしても人の手が欠かせません。
地元の方々としっかりとつながりながら初収穫を迎えられたことを本当に嬉しく思っていますし、ご協力いただいたみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
思い返せば、最初は子どもの爪より小さな種が、たった数ヶ月で大人の背丈を軽々と追い越し、花を咲かせ実をつける。自然のすごさ、植物の力強さに畏敬の念を感じると共に、私たちは自然の恵みを享受して生きていることを再認識させられました。
綿の旅はまだまだ始まったばかり。
ここから洋服になるまでには、まだまだ多くの人の手を経て、数多の工程と時間を要します。
今回は和綿を中心に収穫を行いました。
今後、洋綿も含めて本格的な収穫期を迎えることから、10月と11月には、一般のお客さま向けに綿の収穫イベントを予定してます。
大きな畑ではないためご参加できる人数は限られてしまいますが、後日、改めてご案内させていただきますので、ご興味ございましたらぜひご参加くださいね。
なお、今回の収穫イベントでは、報道関係者の方々のほか、こちらのプロジェクトに関心を持ち問い合わせをいただいた企業様のご参加もありました。
地域の中でプロジェクトの主旨が伝わり、協力いただける方が増えていくことをとても嬉しく思っています。
伝統ある繊維産業や、中山間地農業のことを知り、向き合っていただける機会になれば幸いです。
■HUIS presents “遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト”プロモーションムービー
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
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