■シャトル織機のスローモーション動画③
https://business.facebook.com/ayumi.matsushita.359/videos/472817753568504/?t=3
3日間に渡り、シャトル織機の特徴を紹介させていただきました。真上のこのアングルから見ると、左右の腕で交互にシャトルをキャッチボールしているようにも見えます。
大きな音で力強く動く織機は、何十年もこうして生地を織り続けてきました。
国内に、今でも同じくシャトル織機を使い続けブランド化されている高品質な生地があります。
それは、岡山や広島などで作られているデニムです。洋服好きの方でしたら、こうしたデニム産地のことを知っている方も多いのではないかと思います。
ピンからキリまで、品質差については奥の深いデニムですが、何十年と使い込まれヴィンテージ価値が生まれるのは、シャトル織機で織られたデニムです。
洗いをかけ、使い込むほどにいっそう風合いを増す、シャトルの高品質なデニム。効率性を度外視し、昔ながらの製法で作り続けている、国産技術の大切な資産だと思います。
一方、デニムの生地はHUISの生地と比べて非常に太い糸を使っています。太番手であっても時間のかかる非効率な「シャトル織機」。細番手の糸を織るためには、より一層の時間が必要となります。また、細番手であるほど織り傷は生まれやすく、きれいに織り上げるためには、より高度な技術が必要となります。
動く姿を見るだけではなかなか感じ取ることはできませんが、こうした背景を知っていただきながらご覧いただくと、シャトル織機を使って織られるシャツ生地の希少性を、あらためて感じていただけるのではないかと思います。
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HUISの使用している生地は、旧式の「シャトル織機」という貴重な機械で織られていることが特徴です。
ヨコ糸をシャトルと呼ばれる道具が往復することから、「シャトル織機」と呼ばれますが、糸にテンションをかけずゆっくりと時間をかけ高密度に織ることから、「柔らかさ」「立体感」「耐久性」など様々な機能性が生まれます。
シャトル織機は、こうした特別な生地を生み出すことができますが、非常に時間がかかること、また職人の高度な技術を要することから、約40年前に生産が終了してしまった貴重な機械です。
現代の最新式の織機は、空気や水などを使って超高速でヨコ糸を飛ばすことから、短い時間で大量の生地を生産することができるようになりました。
こうした内容を、ウェブサイトやFACEBOOKなどでも、これまで何度かご紹介させていただきました。
特に、「シャトル織機について」(https://1-huis.com/cms/enshu02/#enshu)のページでは、その工程や動画なども詳しく掲載しておりますが、今回シャトル織機が実際に稼働する様子をスローモーションで撮影してみましたので、3日にわたってご紹介したいと思います。
“ゆっくり”といっても、稼働しているスピードは早く感じられるかもしれません。従来は手織りだった織機を自動で動かすことができるよう、遠州に生まれ育った豊田佐吉氏(トヨタグループ創始者)が発明した自動織機。
シャトル織機が動く姿からは、そんな産業革命の時代背景も感じることができるかもしれません。
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
HUISonlinestore | http://1-huis.stores.jp/
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