綿花栽培を委託している竜宮小僧の会の方とボランティアさんにご協力いただき、綿の最終収穫と畑の整理作業を行いました。

ちらほら残っている白い綿毛を名残惜しく感じつつも、春に新たな種を蒔くための土づくりに必要な抜根作業。

種を蒔いて、苗を植えて、雑草を抜いて、支柱を立てて、収穫をして…約10ヶ月かけて見守ってきた綿花の畑ですが、抜根作業が始まるとあっという間に何もなくなり、スタート時点の畑に戻ってしまいました。

意外と大変だったのが、雑草対策で畝に被せている”マルチ”という黒いビニールのシートを取り除くこと。
小さな芽を雑草から守るために必要ではあるのですが、粘土質で固くしまった畑から掘り起こすのは一苦労で、交代しながら鍬を入れていきました。
次年度は生分解性マルチの利用も検討していきます。

農業はここまで。
これからいよいよ工業へと移っていきます。

綿から糸にしていただくために、洋綿は大阪の大正紡績さんへ、和綿は浜松の障害者就業・生活支援センターだんだんさんでの綿繰り作業を経て三重のミマス株式会社さんへ送ります。

浜松で遠州織物として織り始められるのは、もう少し先。
糸になるために一度浜松を離れる綿たち。
糸になって浜松に戻ってくるのを心待ちにしています。

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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
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