先日、産地外で初めて開催したentrance marchéには、開店前から列をなしてお客様が待ってくださったり、座席が足りないほど多くの方がトークイベントにご参加してくださったりと、日中の販売会からその後のトークイベントまで大盛況の1日でした。

販売会では、ブースを回って、それぞれの機屋さんから生地や小物を手にされているお客様がとても多くいらっしゃいました。
カネタ織物さんの「qaneta」シャツも好評で、人気のきなりは早々に売り切れているほどでした。

後半のさんち職人トークでは、現役美大生や大学院生、アパレルブランドオーナーから熱心な質問が飛び交い、
遠州織物と一言で言っても機屋さんごとに目指すものづくりの方向性が異なり、遠州織物の奥深さや多様性、裾野の広さを改めて感じられる1日となりました。

トークでは職人さんたちそれぞれの人柄や個性も感じ取られ、イベントが終わる頃には会場全体に一体感のような、その場にいるみなさんが遠州織物が好きで大切にしていきたいという温かな空気を纏っていました。

初開催となった「entrance marché」は、来場者の関心と熱量の高さを表すかのように、メンバーの予想を遥かに上回る来場者と売上を記録しました。

そしてなによりの収穫は、これほど多くの方や様々な世代・業界の方に今回のイベント情報が届いて、実際に足を運んでいただいたということです。
実は、今回の会場となった清澄白河・リトルトーキョーは、人通りに面した場所ではありません。
また、販売会場も4階だったため、通りがかりでふらっと立ち寄るのもなかなかハードルが高いもの。

それでも、午後になっても来場者は途切れることなく、どの出展者さんのブースにも常にお客様がいらっしゃいました。
トークイベントの準備の都合上16時に販売会を終了しなければならず、16:00間際にお越しいただいた方には慌ただしくさせてしまい申し訳無かったのですが、夕方にかけても本当に多くの方にお立ち寄りいただいていました。

遠州から離れた地でも興味のある方がいる。
足を運んでくださる、話を聞き関心を寄せてくださる。
自信にもなり、希望を感じることができた、とても楽しい1日でした。

ご来場いただいた皆さま、関心を寄せていただいた皆さま、イベントがあるよとシェアしてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
今回得られたものを、今後のそれぞれのものづくりやentranceの活動に活かしていければと思っています。

交流会の様子は、しごとばー Youtubeチャンネルにてアーカイブ配信中です。
こちらもぜひ、ドリンク片手にご視聴くださいね。

■しごとバー Youtubeチャンネル「飛び抜けて、生き延びる 遠州織物の担い手たち」
https://www.youtube.com/live/BK-bQ1FGz1M?si=2g9s8_BayKUx_CbG
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