遠州織物に関わる若手メンバーによるプロジェクトチーム「entrance」の新たな取り組みが、イオンモール浜松市野内の家具インテリアショップ「LIVING HOUSE.」さんにてスタートします。
来月からスタートする新プロジェクトを前に、改めて「entrance」についてご紹介させていただきます。
「entrance」は、当時古橋織布に勤めていた浜田さん(entrance代表)が若手繊維関係者に声をかけてスタートした「ひよこのかい」を母体に、遠州地域内のアパレルデザイナー、デザインディレクター、アパレル企業も加わり、2023年夏に「entrance」としての活動をスタートしました。
会社や業種の枠を超えたつながりを作ることで産地の活性化を図るため、定期的に「遠州みらい会議」を開催しています。
こちらの会議にはentranceメンバーの他にも、遠州織物を盛り上げたいという地元関係者が参加したり、意見交換や学習のためにゲストをお呼びしたりするなど、他産地や他産業との交流も大切にしています。
■遠州×尾州 産地交流プログラム(2023年2月)
https://1-huis.com/all/29254/
また、遠州織物の生地販売やセミオーダー会など、消費者の方々に直接、遠州織物の魅力を伝える取り組みも行なっています。
■〜産地職人が生地選びのコンシェルジュ〜
遠州織物のセミオーダー会「entrance」(2023年7月 浜松)
https://1-huis.com/entrance/
■“entrance marché vol.1 ”
生地販売会&さんちの職人によるトークショー(2024年5月 東京・清澄白河)
https://1-huis.com/all/44710/
23年7月のセミオーダー会、24年5月のentrance marchéともに初開催のイベントでしたが、遠方から駆けつけてくださったり、オープンからクローズまでお客さんが絶えずいらっしゃったりと、どちらも大盛況のイベントとなりました。
いずれのイベントも、遠州織物を生産されている機屋さん自ら販売に立ち、直接お客様に生地の特長や生産の工夫や苦労をお伝えしています。
毎日織機と向き合いアパレル用の生地を織っている機屋さんですが、自らが織った生地がどのような洋服になり、どんな人が手にとってどのように着られているのか知る機会は、今までほとんどありませんでした。
生地を織る職人が使い手に直接生地を届けるとともに、デザインや色で選ぶことの多いお洋服を素材や織り方で選ぶという今まであったようでなかった”新しい洋服の買い方”を提起するイベントとなりました。
さらに、遠州織物の魅力や機能性を知ってもらうだけではなく、産地の深刻な人手不足や高齢化とい現実もお伝えすべく今年5月に開催した「さんちの職人によるトークショー」には、アパレル関係者や就職活動中の専門学校生・美大生のほか、報道関係者や消費者の方など定員を上回る多くの方にご参加いただきました。
”新しい洋服の買い方”、”作り手と使い手の新たな関係”を提案し、産地でのよりよい循環を模索してきた、そんな「entrance」が新たにスタートするプロジェクト。
今回、「LIVING HOUSE.」さんと協働させていただくことで、これまでにないまた新しい形で、遠州織物の魅力をより身近に、よりわかりやすくお伝えしていければと思っています。
ぜひご期待くださいね。
■entrance
https://enshu.entrance-textile.com
@entrance.textile
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
HUISonlinestore | https://1-huis.stores.jp
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