初めての試みとなる宿泊型インターンシップ【遠州のトビラ】が始まりました。
※遠州産地の次世代を担う後継者を受入れる浜松市主催のインターンシップ事業となり、HUISは事業スポンサーとして協力しています。
予想を遥かに超える応募の中から選考された参加者の皆さんは、数人ずつのグループに分かれ早速各インターン先事業者さんを回っています。
HUISスタッフも同行させていただいています。
初日に伺ったケイテキスタイルさん、南織物さんの様子をご紹介します。
■(写1〜7)南織物
南織物さんはケイテキスタイルさんのお隣。
整経とビームサイジング、糊付けを担っていらっしゃいます。
整経では、経糸のテンションを整えます。
経糸のテンションが部分的に違うと織れないため、職人さんが1本1本丁寧に整えていきます。
ビームサイジングでは、整経でつくった”小さめのビーム”を糊付けしながら”大きなビーム”に巻き直していきます。
1つ1つの糸巻きから糸を1本ずつ取り、最大600本の糸で織機用の小さめの巻きのビームをつくります。
経糸の絡まりを防ぐために、糸に糊をつけています。
糊付けは、糊を煮るためのボイラーがあったり、糊付け後の糸を乾燥させたりするので、作業場内は本当に暑く、サウナのよう。
■ケイテキスタイル(写真8〜9)@official.k_textile
もともとは生地商社さんですが、仕入れ先だった浜松の機屋さんが事業閉鎖を検討されていた際、貴重な織機と技術と素晴らしい生地をなくしたくないといと、事業を続けてもらうために機屋さんを自社化されたという経緯をもちます。
ケイテキスタイルさんは、細番手の高級糸による光沢感と柔らかくて気持ちのいい着心地の高級ブロード生地が特徴。
参加者も積極的に質問を投げかけていました。
「天然繊維がゆえに気候にも左右される。夏な夏の、冬は冬の」
気候変動の影響を受けているのは、農作物だけではないかもしれません。
夜は、交流会!
1日目はまだまだ続きます。
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
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