「たくさん収穫できた!」
と思うのですが、その3分の2は種。
ということで、昨年収穫した綿からとれた大量の種を、プロジェクト2年目となった今年は市内の小学校やこども園にお分けして育ててみました。
プランターや鉢に蒔いたり園の畑に蒔いたりといろいろ試してみましたが、日照りや高温が続いたこともあり生長や収穫にはばらつきがあるなか、運よく園で収穫できた綿や棚田で収穫した綿を用いて綿繰りの体験活動を行いました。
春に種まきにうかがった際に「この種が、みんなが着ているシャツやパンツのもと」という話もよく覚えてくれていて、黄色い花が咲いたことや、綿の中にまた種ができていることなど楽しそうに話してくれました。
ワークショップでは綿繰り機をひとりひとり動かして綿の繊維と種を分けました。
そして、その繊維から糸を紡いでみました。
みんなが着ている洋服は、こうして畑からできていること。
みんなが住んでいる近くに、生地をつくっている工場があること。
綿を育て、種を取り、糸にして、生地を織って…ミシンで縫って、服を売る人がいて…とても長い時間とたくさんの人の手を経て洋服ができていることを一生懸命聞いていました。
インターネットなどを通して、あらゆることを瞬時に知ることができる現代。
だからこそ、実際に見る、触ってみる、手を動かしてみる、そんな五感を使う活動や学びの機会がこれから重要な意味を持ってくると思います。
ふわふわとした綿をいつまでも愛おしそうに触るこどもたちの笑顔がとても印象的でした。
綿の温もりがこどもたちの記憶のどこかに残っててくれたらいいなあと思います。
■”久留女木の棚田×遠州織物プロジェクト”特設サイト
https://1-huis.com/kurumeki/
■[YouTube]HUIS presents “遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト”special movie
https://youtu.be/lzA6LG4LzDY
■[YouTube]遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト「HUISの綿花収穫」
https://youtu.be/4d1cwTlLSj8
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
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