先週「遠州のトビラ」第2弾となるバスツアーが開催され、県内外から集まった参加者が浜松・磐田の繊維関係事業者を周りました。
見学させていただいたのは、遠州織物に携わる5つの事業者さん。
織物の準備工程に当たる「整経」の加藤荒巻と渥美整経、「のり付け」の和田サイジング、「へ通し」のマルマス経糸準備、コーデュロイ生地「カッチング」を担うカネタカ石田を訪れ、実際の作業を見学しながら仕事の紹介や魅力についてもお話しいただきました。
地元でも「遠州織物」の認知は広がっているものの、生産現場の課題や遠州産地の特徴である「分業制」についてはまだまだ知られていません。
就職・移住希望者と高齢化・後継者不足に悩む産地をつなぐことが今回のバスツアーの目的でしたが、こうしてツアー開催の模様を新聞で紹介いただくことで事業継承の課題や織物が出来上がるまでの工程を地元の方に知ってもらう機会にもなります。
古橋織布(@furuhashi.weaving)さんも、下記の投稿をされています。
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古橋織布は後継者がいて、この10年で
技術継承のために、社員の若返りを図ってきました。
ですが、他の機屋さんや加工場、協力会社の多くは
70代~80代がほとんどで、後継者もいない。
つまりは、
ここ数年で、一気に廃業が進んで
しまうことが予想されます。
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「日本人が、日本の産地の価値を知るのが、少し遅かった」ということが現実にならないよう、できることをひとつひとつ重ねていきたいと思います。
◼️遠州さんちのプロジェクトチーム”entrance”
@entrance.textile
https://enshu.entrance-textile.com
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
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