アナザー・ジャパンによる静岡県とのコラボ企画「やらまいか!あたらしい、あたしらしいに出会える静岡旅ツアー」が3/12(水)に開催され、参加者の皆さんがHUIS、ケイテキスタイルさん、⼩野江織物さんを回りました。
こちらのツアーは静岡の代表的な産業とその産地(浜松/繊維、静岡/製茶)を回るツアーで、浜松の日程は早々に満席になりました。
参加者の皆さんは最初にHUISショールームに立ち寄り、代表松下より遠州織物の歴史や特長、HUIS立ち上げの経緯などについてお話しさせていただきました。
その後参加者の皆さんは、ケイテキスタイルさんと小野江織物さんを回られました。
(写真はケイテキスタイルさんと南織物さん見学の様子です)
HUISのイベントでも人気のケイテキスタイルさんのブロード生地ですが、その中でもケイテキスタイルさんは糸の毛羽をガス焼きし双糸で織ったブロード生地を得意とされています。
またケイテキスタイルさんのお隣で整経とサイジングも行っている南織物さんも今回特別に見学させていただきました。
「織物は経糸準備が8割」とも表現されるほど、特徴ある生地づくりには「前工程」と言われるこうした作業もとても重要です。
製織と同様に整経も糸が細くなればなるほど切れやすく作業が難しいため、気象条件にも左右される一筋縄ではいかない作業。
見学に伺った日は雨で湿度が高く、80番の方の整経機は稼働していませんでした。
参加者の年代は学生さんから社会人の方まで年齢も幅広く、静岡との縁の有無や職業などほんとうにさまざまな分野や立場の方が参加されていました。
参加者の声をご紹介します。
「地元である浜松が繊維業の産地であることすら知らず、浜松の知らない一面を知ることができました。
遠州織物を知り浜松への郷土愛が深まるだけでなく、故郷の魅力を発信しようと尽力されている松下さんの存在に誇りを感じる素敵な時間でした。
1枚2万円のシャツと聞くと普通は高く感じるものですが、モノに実際に見て触れ、製造過程にいる職人技術や職人の想いまで目の当たりにすると不思議と安く感じてしまうものですね。
HUISさんのシャツが思わず欲しくなってしまいました。」
「初めて遠州織物がつくられている現場をみて、職人の手や目などの感覚で丁寧の華麗に扱っている工程があり、機械と人間の良いところが融合していることろが面白かった。
若い人達も沢山活躍していたり、やってみたい!と思えるような環境が整えられていたり、実際に見聞きできたことが、とてもいい刺激を貰えました。」
地元の産業として繊維産業が知られていない…という現状は課題でもあり、伝えたい人がまだまだたくさんいるという可能性を秘めているとも言えます。
今回のツアーのように新たな形で浜松の繊維産業を伝える機会を企画された「アナザー・ジャパン」の皆さん、ありがとうございました。
こうした取り組みをこれからも地道に続けていきたいと思っています。
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【ツアー詳細】
⭐️3/12(水) 『浜松市周辺!遠州織を巡るツアー』⭐️
▪️訪問先
浜松駅集合(10:00)
📍HUIS(10:40–11:40)
静岡県の伝統織物「遠州織物」のアパレルブランドHUIS。代表の松下さんより遠州織物の歴史やその魅力をお伺いし、商品に触れる体験ができます。浜松市役所職員から地元を代表するブランドに成長したストーリーも聞ける貴重な機会です!
昼食
📍ケイテキスタイル(13:00–14:00)
HUISの代表松下さんも同行し、広幅織物の現場を見学。織物産地遠州地域の技術と情熱を肌で感じてください。
📍小野江織物(14:45–16:00)
織物が生まれる現場を見学。生地を織る前の準備段階や織機で織っている様子を目の前で体感できます。
※狭い作業場がございますので、髪を縛り、動きやすい服装でご参加ください
※織機の音が大きいです。必要な方は耳栓をご持参ください。
浜松駅解散(16:30)
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
HUISonlinestore | https://1-huis.stores.jp
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