「HUIS.の服づくり」(主婦と生活社 2024年)より、掲載内容を抜粋してご紹介します。
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chapter 4 遠州織物のこと
①ふにゃふにゃの糸をぎゅうぎゅうに織る
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イベント会場などでお客さまとお話していると、さまざまな声をいただきます。「ほかにはないやわらかな肌ざわりがいい」
「とにかく軽くて、着ている感覚がないほど」
「肌あたりは軽いのに暖かくて、一年中快適に着られる」
「ほかの服と比べて、一日着ていたときの疲れ方が違う」
「落ち感があって、ゆったりしたシルエットなのにすっきり見える」
これらは実際に着てこそ感じていただけることですが、 すべて「シャトル織機」によって織られた生地が持つ〝特別〟な機能性によるものです。
HUISの生地は「細番手の糸をゆっくりと超高密度で織る」のが特徴ですが、現代の一般的なアパレル生地に使われている織機と比較すると、その特別さがわかると思います。
HUISの生地を織る旧式のシャトル織機は、約40〜50年前に製造されたもの。現在は作られていない希少な機械です。
「シャトル」という部品がよこ糸を運び、ゆっくり時間をかけて織られていきます。対して、現代の最新式の織機は「空気」でよこ糸を運びます。
そのスピードは到底、目で追うことができないほど超高速で、一瞬で大量の生地を生産することができます。
ふたつの織機で織られた生地を比べてみると、時間をかけて極めてゆっくり織り上げる旧式のシャトル織機は、よこ糸にテンションをかけないので糸に負担がかからず、ぎっしりと密度を高く織ることができます。
わかりやすいイメージとしては、たっぷりの糸を〝ふにゃふにゃでぎゅうぎゅう〟に織られた生地といえます。

一方、最新式の織機は超高速で織るので、糸にテンションをかけざるを得ません。強い力で糸を張りながら、短時間で大量の生地を作るため、低密度で織られたものが主流になります。
一見わかりづらいのですが、たっぷりの糸を〝ふにゃふにゃでぎゅうぎゅう〟に織った生地と糸をギンギンに張った低密度の生地の肌ざわりと着心地のよさの違いは明らかです。
ほかにも、〝ふにゃふにゃでぎゅうぎゅう〟に織るメリットはいっぱい。細い糸で超高密度に織られた生地は軽いだけでなく、風を通しにくく、適度な保温性もあります。
またしなやかなので落ち感があり、それによって美しいシルエットが生まれます。糸に負担をかけずに織ると丈夫な生地に仕上がるため耐久性がよく、使い込むほどに風合いが増します。
さらに生地表面の凹凸感は肌あたりの軽さにつながります。
着ている感覚がなく、HUISの服をずっと着ていても疲れないのには、こんな理
由があるのです。

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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
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