「HUIS.の服づくり」(主婦と生活社 2024年)より、掲載内容を抜粋してご紹介します。
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chapter 4 遠州織物のこと
②いい生地ってどんな生地
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生地の本質的な品質を決める要素は、主に「原料となる糸の品質」と「織機」のふたつ。
糸は高品質なほど生産できる地域が限られ、生育にも時間と手間がかかることから原価は高くなりますが、繊維長が細くて長いため、つやがあってやわらかく、丈夫な糸になります。
綿=コットンの原料は綿花ですが、一口に綿花といってもさまざま。
その種類は繊維一本一本の長さによって21㎜以下が短繊維綿、28㎜が長繊維綿、その中間が中繊維綿に分類されます。
その中で35㎜以上と特に長い超長綿は世界で収穫される綿のうち、たったの約1%!
一本一本の繊維が長いと、糸にしたときに表面から飛び出す繊維の先端部分も少なくなります。
つまりシルクのように肌ざわりがよくて摩擦にも強く、型崩れしにくくなるのです。

そんな超長綿から作られた極細糸を旧式のシャトル織機を使い、ゆっくりと織り上げているのがHUISの生地。
古い織機ほど現存する数が限られるうえ、高い技術を持つ職人しか扱うことができません。
なおかつ効率性を最優先して低密度で、高速で織る現代の一般的な織機と比べると、生地によっては20〜30倍もの時間がかかります。
その反面、糸に負担をかけずに織られるため、空気を多く含んで、ふっくらわらかに。密度の高さから生まれる自然なシワ感もあります。
素材をいかした”すっぴん”生地のHUISの服は、洗えば洗うほど風合いが増して、着る人にどんどんなじんでいきます。
細い糸を時間をかけて織り上げる超高密度な生地は、決して華美ではありません。
でも、身にまとう私たちの暮らしを豊かにする”いい生地”なのです。

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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
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