「久留女木の棚田について」
久留女木(くるめき)の棚田は、浜松市北区引佐町の東久留女木と西久留女木にまたがる、観音山の南西斜面(標高250m付近)に展開しています。総面積は7.7ha、その中に約800枚の田んぼがあるといわれ、その美しい景観は「日本の棚田百選」や「静岡県景観賞」にも選ばれています。 棚田の起源は平安時代とも言われていますが、戦国時代(井伊直虎の祖父、曾祖父の時代)に、井伊家の庇護を得て開墾が進んだと考えられており、現在も、井伊家の家臣の末裔が、棚田を耕し続けています。
また、久留女木を流れる都田川には、竜宮に通じるといわれる深い淵があり、その淵から子どもが現れて村人の農作業を手伝ったという「竜宮小僧の伝説」が語り継がれています。棚田の最上部には「竜宮小僧」と呼ばれる湧水があり、今も棚田を潤す水源となっています。
令和4年度からは「久留女木地域振興協議会」が発足、地元住民と域外耕作者による「竜宮小僧の会」が棚田の保全活用、収穫イベントなど関係人口創出ためのイベントを企画運営しています。本プロジェクトでは、「久留女木地域振興協議会」に綿花栽培を委託しています。
久留女木の棚田についての詳細は「竜宮小僧の会HP」をご覧ください。
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