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お伝えしたいことお知らせHUIS in house 2021-01-07

“「SUVIN COTTON」の超甘撚り糸が生み出す、極上のやわらかな風合い”

昨日も紹介させていただいたように、【HUIS in house】の生地の特別な風合いを生み出す秘密は、わずか0.00001%という希少な最高品質綿「SUVIN COTTON(スヴィンコットン)」を使用していることにあります。

では、なぜこの「SUVIN COTTON」を使うとこうした気持ちの良い生地ができるのか?詳しく解説させていただきますね。

“綿”には様々な種類があります。
中でも高級糸とされるのが「超長綿」といわれる種類の綿で、繊維長が細く・長いものを指します。繊維長が長いことから、やわらかな肌触りや高級感あるツヤ感、そして高い耐久性が生まれます。

ただ超長綿になるほど栽培が難しく、生育できる産地が限られていて生産量が少ないため、より高価な糸になっていきます。
「SUVIN COTTON」の特徴は、この超長綿の中でも、ひときわ繊維質が細く、長く、強いことです。

2.9マイクロのSUVIN糸は、糸自体がシルクのようなツヤとカシミアのような柔らかさを持つとともに、糸に撚り(複数の繊維をねじり合わせること)をかけなくても強度をもつため、甘撚りの糸を使って丈夫な生地を生み出すことができます。

撚りは甘ければ甘いほど、やさしくやわらかな風合いが生まれる。それは、繊維の一本一本がわかるような繊細な柔らかさ。

HUIS in houseの生地は、超甘撚りの糸を使った、柔らかな風合いと日用耐久性の共存する生地です。

また、綿の白度が高いことから染料の入りが良く、長く使い続けながらも退色しにくい特徴を備えています。

「SUVIN COTTON」が生産されているのは、世界でも最大の綿花の生産地であるインドです。
綿花の生産には、雨季と乾季がはっきりしており、かつ緯度が低く、強い太陽光線が降り注ぐ場所が適しているといわれます。ただインドにおいてその条件に合う土地の多くは、サバナ地帯という砂漠に近い地域で、豊かな土壌に恵まれにくい地域です。

この「SUVIN COTTON」が生産されているインド・タミールナドゥ州「デカン高原」は、こうした高度と緯度の条件が合致し、綿花に適した気候でありながら肥沃な土壌を備える、世界的にも稀な超長綿の産地。地球が産み出した「奇跡の土地」といわれる土地です。

ただ、かつて最盛期には年間6000トンの生産を誇ったといわれるSUVIN COTTONも、現在の収穫量は年わずか200トンあまり。
アパレル製品の低価格化が進む中での高級糸の需要減や、気象環境の変動により絶滅が危ぶまれています。

農業も、織物も、そこに関わる“人”と“技術”が大切であることは同じです。
素晴らしい生地を作ることができる古い機械がどれだけ残っていても、人から人へ伝えられてきたその扱う技術がなければ、生地を生み出すことはできません。
仮に最高峰の綿花が育つ種が残っていても、その土地で育まれた栽培技術がなければ、最高品質の綿花を育て、収穫をすることはできません。

素晴らしい資源も、技術も、需要がなければ知らないうちに消えて無くなってしまいます。

どんな業界においても効率化が進む中で、そうした価値あるものが、今なくなりつつあります。

「綿の宝石」と呼ばれるSUVIN COTTONと、伝統ある編み物産地である和歌山の職人が作り出す、唯一無二の生地。

【HUIS in house】のリリースは明日の夜を予定しています。

その価値を、ぜひ体感してみてくださいね。

 

 

 

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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
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