旧式の吊り編み機で作られた、HUIS×yohakuニットカットソーsize1の着用例をUPしました。
手に触れてすぐに分かる柔らかな素材感です。インナーにお手持ちのカットソーやタンクトップなどを合わせていただいて、手軽におしゃれを楽しんでいただけます。
ベージュスカート着用→160cm
ネイビーパンツ着用→151cm
■HUIS×yohaku吊り編みニットカットソー
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【吊り編みニット】
日本でもとても珍しくなってしまった「吊り編み機」という、昔ながらの旧式の機械を使って作られた特別な生地です。「吊り編み機」は「シャトル織機」とよく対になって語られる、貴重な機械です。
吊り編みとは文字通り生地を吊って編んでいく編み方のことです。「吊り編み機」で編み上げられた生地は、天井から吊られた機械と糸によって、糸と生地そのものの重さを利用し、生地に余分なテンションをかけず、ゆっくりと時間をかけることで空気も一緒に編みこんだような、独特の風合いの生地に仕上がるのが特徴です。
また、吊り編みの一番の特徴は、その耐久性にあります。
時間をかけてじっくり編まれた生地は、本体はもちろん、襟、袖口など傷みやすい箇所まで伸びづらく長持ちします。洗いをかけ着込むほどに、柔らかさが生まれ、身体に馴染む特別な生地です。
その代表的なものが40年代~60年代のアメリカのビンテージスウェットです。何十年経っても価値が下がらないほど、その品質と耐久性、生地の希少性が認められています。
一方で吊り編み機の欠点は、生地を織るのにかかる時間です。編み生地生産において、現在主流となっている「シンカー編み」と呼ばれる大量生産向けの高速編み機であれば、同じ吊り編み生地が 1時間に20m以上編めるところ、吊り編み機では 1mしか編むことができません。
現在、この吊り編み機が現存して稼働しているのは世界でも日本の和歌山県だけです。しかもかつては日本一のニット産業地として栄えた和歌山でも、吊り編み機がある工場は今や数えるほど。
織り生地における「シャトル織機」と、編み生地における「吊り編み」は、同じストーリーを持っています。
経済発展を遂げる大量生産の時代に激減してしまった、吊り編みニットカットソーはHUIS×yohakuだから実現できる特別な生地です。
洗いをかけ、着こむほどに、より風合いの増す“育てる生地”。この価値ある生地で、ぜひあなたにしっくりと馴染み続ける一着を育ててみてください。
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
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