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遠州織物のこと2019-07-21

“シャトル織機のスローモーション動画をご紹介します②”

■シャトル織機のスローモーション動画②
https://business.facebook.com/ayumi.matsushita.359/videos/619622431865999/?t=5

こちらは、秋冬のメインアイテム・ウォッシャブルウールの生地を織っているところです。
細番手の糸を使うHUISのウォッシャブルウールは透け感が生まれる生地のため、ヨコ糸を運ぶ「シャトル」がタテ糸の間を抜けて行くところもご覧いただけると思います。

これだけ大きな「シャトル」がタテ糸の間を抜けるためには、タテ糸をかなり大きく開口しなければいけないことがよくわかると思います。HUISの生地に特別な風合いが生まれる秘密の一つは、この【開口部】の大きさにあります。

「空気」や「水」でヨコ糸を飛ばす最新式の織機の場合は、この開口部をなるべく小さくして素早く効率的に生地を織っていきます。糸にテンションをかけ、できるだけタテ糸を動かさないようにして超高速で織り上げていくのが現代の主流です。

一方、シャトル織機の場合は糸にテンションをかけず、タテ糸を大きく開口してシャトルを運びます。タテ糸をこれだけ動かすことから、シャトル織機はよく【空気を含みながら織り上げて行く】と表現されます。他では出すことができないシワ感・立体感のある風合いが自然に生まれる理由です。

この風合いが、シャトル織機の【非効率】が生み出す、特別な価値のひとつです。

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HUISの使用している生地は、旧式の「シャトル織機」という貴重な機械で織られていることが特徴です。

ヨコ糸をシャトルと呼ばれる道具が往復することから、「シャトル織機」と呼ばれますが、糸にテンションをかけずゆっくりと時間をかけ高密度に織ることから、「柔らかさ」「立体感」「耐久性」など様々な機能性が生まれます。

シャトル織機は、こうした特別な生地を生み出すことができますが、非常に時間がかかること、また職人の高度な技術を要することから、約40年前に生産が終了してしまった貴重な機械です。

現代の最新式の織機は、空気や水などを使って超高速でヨコ糸を飛ばすことから、短い時間で大量の生地を生産することができるようになりました。
こうした内容を、ウェブサイトやFACEBOOKなどでも、これまで何度かご紹介させていただきました。

特に、「シャトル織機について」(https://1-huis.com/enshu02/#enshu)のページでは、その工程や動画なども詳しく掲載しておりますが、今回シャトル織機が実際に稼働する様子をスローモーションで撮影してみましたので、3日にわたってご紹介したいと思います。

“ゆっくり”といっても、稼働しているスピードは早く感じられるかもしれません。従来は手織りだった織機を自動で動かすことができるよう、遠州に生まれ育った豊田佐吉氏(トヨタグループ創始者)が発明した自動織機。

シャトル織機が動く姿からは、そんな産業革命の時代背景も感じることができるかもしれません。

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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
HUISonlinestore | http://1-huis.stores.jp/
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