“高級生地”と呼ばれる遠州織物の特別さは、細番手の糸で高密度の生地を織ることができる技術にあります。特に遠州地方は、織機の中で最も古く希少な「シャトル織機」が数多く残る産地。

HUISの服はこの「シャトル織機」で織られた生地を使っていることが特徴です。

現代ではもう生産されていない日本の「シャトル織機」は最新式の機械と比べ極めて低速で、糸に負担をかけず空気を含むように織り上げることで、ふっくらと立体感のある風合いと、やわらかくしなやかな質感が生まれます。

ただ、低速のシャトル織機での生地生産は、最新式の織機と比べ規格によっては20〜30倍もの時間がかかるものもあります。

つまり最新式の織機なら1日で織る生地を1か月近くかけて織っている、ということです。それだけ途方もない時間をかけることで初めて生まれる生地なのです。

@hobonichi_no_tobichi
@hobonichi1101

「TOBICHI東京」で開催中の「遠州-HUIS.の服づくり」展にて展示されているパネル展示の一部を毎日ひとつずつご紹介していきます。

■企画展「遠州-HUIS.の服づくり」
日程 令和6年3月14日(木)〜24日(日)
場所 TOBICHI東京(東京都千代田区神田錦町3-18ほぼ日神田ビル1F)

■「ほぼ日」×「HUIS」 LOOKBOOK
https://www.1101.com/store/ito/2024ss/huis/lookbook.html

■「/縫う/織る/編む/」vol 1「遠州-HUIS.の服づくり展」https://www.1101.com/tobichi/tokyo/exhibition/detail/?p=12411

※4/6(土)〜16(火)は巡回展として「TOBICHI京都」でも引き続き開催いたします。京都店は店舗スペースが限られるため縮小した形での開催となりますのでご了承ください。