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お伝えしたいこと遠州織物のこと 2024-04-01

“リネン(麻)原料の世界的な高騰と、今後について”

ここ数年、ファストファッションにおいても天然素材の人気が高まる中で、素材感を感じやすい「リネン」や「ヘンプ」といった麻生地が集中的に人気を集めてきました。

一方、農産物である麻素材の原料は農産物であるため生産量は限られています。

また、リネン原料(フラックス)の生産地であるヨーロッパでは気候変動が影響し、雨が降らず高温が続いていることで、従来のように栽培ができない時代となってしまいました。

これに拍車をかけ、フラックスを栽培する農家が減少していることで、近年、世界におけるリネン原料の生産量は半数ほどに落ち込んでいます。

その結果、リネンやヘンプ素材の原料は需給バランスが大きく崩れ、現在、世界的に原料の高騰が続いている状況にあります。

一昨年ほど前から紡績企業や機屋さんたちは「リネンを仕入れることはこの先いつまでできるかわからない状態だ」と言う話を口々にしていましたが、2024年3月現在、原料価格はピークを迎えています。

具体的に言うと、令和1年と比べて、令和6年の現在のリネン原料価格は2.5倍以上となりました。特に令和4年以降は、放射線状に価格が高騰しています。

生地の価格は、原料費に大きく左右されます。
店頭に並ぶ商品が2.5倍以上になったとしたら、例えば20,000円のブラウスが50,000円を超える価格となります。お客さまは驚くほどの値上がりと感じるでしょう。機屋さんたちの体感として、今同じような値上がりに直面しているということになります。

残念ながら、この先も落ち着く気配がないことから、遠州の機屋さんたちの多くが当分の期間はリネンの仕入れを控えることとなりました。
先にご紹介した地球規模の気候変動が原因となっていることから、今後も値が下がる可能性は低いと言われています。

HUISでは毎年、原料価格の上昇前にリネン糸を年間分先回りして仕入れることで生産を維持してきましたが、現在ある糸ストックがなくなった後は、現行の価格を大幅に見直す前提で現在の高騰した価格のリネン糸を新たに仕入れるか、あるいは生産を当面中止するかという岐路に立たされています。

今シーズンはストックしている糸でなんとか生地を生産することができる見込みですが、この先は不透明であることから、あらためてHUISのシャトルリネンの希少性について知っていただければと思い投稿させていただきました。

HUISのシャトルリネンは、やわらかくフワフワで、使い込むほどに味わいの増す特別なリネン生地です。
その理由のひとつは、旧式のシャトル織機でゆっくりと時間をかけて織られていることにありますが、もう一つの大きな理由が、リネンの原料(フラックス)が、一般的にアパレルで流通しているものとは、全く違う品質であることにあります。


良質なリネンか、そうでないか、そのポイントは、「きなりのリネン」を扱っていることにあります。
そして、その上で特別なHUISの白リネン。

明日、あらためて詳しく解説させていただきますね。

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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
HUISonlinestore | http://1-huis.stores.jp
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