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お知らせ 2024-05-15

” 古橋織布元スタッフ、entrance代表をつとめる浜田さん”

entrance代表の浜田さんは、HUIS創業以来、変わらずにHUISの生地を織ってくださっている古橋織布さんの元スタッフさん。

浜田さんにはHUISがブランドスタートする前からずっと担当していただき、HUISの生地について常に相談に乗っていただいてきた、大きな存在です。

 

 

 

 

東京出身の浜田さんは生地の専門家として学び、自分の就職先を探る中で世界中の産地を回りました。その上で、日本国内である“遠州”産地の技術・ものづくりが最も魅力的だと感じ、12年前に古橋織布さんに就職されました。

以前は自分が国内で就職するイメージは持っていなかったそうです。そんな浜田さんが世界中の産地を探った上で、自分の力を発揮したいと見定めた産地。
おそらく「遠州の技術」と「一般消費者に対する知名度」との乖離を、最も歯がゆく感じてきたのも浜田さんだと思います。

伝統産業である遠州織物の業界では直属の先輩や上司が50、60代の職人といった状況が当たり前の世界で、繊維業界の若手同士で横のつながりを作ろうと、浜田さんが業界の若手に声をかけて「ひよこのかい」がスタート、後の「entrance」へとつながります。

現在はentrance代表としてentranceの様々なプロジェクトや産地に携わる活動に積極的に携わり、遠州織物の魅力を伝え続けています。
今回のさんち職人トークのモデレーターや、「しごとバー」企画トークイベント「飛び抜けて、生き延びる 遠州織物の担い手たち」登壇もそんな活動の一つ。

5/18(土)「entrance marché」にお立ち寄りいただき、トークイベントもお楽しみくださいね。

@entrance.textile
@shigotobar_sgt100

 

 

 

(浜田さんが退職される際の、古橋織布さんによるインタビュー記事です。
字数制限のため一部省略していま
repost
@furuhashi.weaving

■どうして古橋織布で働きたいと思ったの?

小学生の時、縫製の内職をしていた祖母から、工業用ミシンでスパルタ教育を受けていました(笑)
小3で自分の帽子を縫ったこともあります。
高校はファッション部に入り、自分たちで洋服を縫い、ファッションショーを開催していました。学生時代から、ずっとファッションに興味があり、生地屋さんをウロウロするのが趣味でした。
高校卒業後は、東京にある文化服装学院のファッションテキスタイル科に入学。
専門学校では、基本的な「染め」「織り」「プリント」を学んだり、“織りの生地作り”に没頭することもありました。休日に、自分でアポを取り”全国の機屋さん巡り”や、展示会でいろんな産地の人の話を聞いたりしていました。
海外への憧れもあり、トルコ、フランス、イタリアへ『テキスタイルの旅』へも出かけました。そこで、ファッションの本場の「フランス」や「イタリア」の生地を見て、気付いてしまいました。

「あれ?日本の生地の方が凄いかも」と。

就活が始まり、講師の方に、「日本の産地で働きたいです」と相談しました。
そして、講師を介して、古橋織布と出会いました。

入社前、展示会に出展すると聞き、そこで初めて古橋織布の生地を見ました。
その時、「生地屋で見たことないモノばかり」と、衝撃が走りました。
綿100%の生地ひとつでも、密度、ハリ感、風合いと心地よさに驚き、触ったことのない感触は今も鮮明に覚えています。

 

 

■他社にない、古橋織布の魅力とは

学生の時に、フランスやイタリアの生地よりも『日本の生地の方がレベルが高い』と感じました。12年経った今も、全く変わっていません。何度かイタリア出張に行き、ヨーロッパ各地で織られた新しい生地を見ても、古橋織布より優れた“綿の生地”に出会うことはありませんでした。
古橋織布は、ほぼ毎シーズン、ヨーロッパのブランドから注文を頂いています。コストや納期がかかっても、古橋織布の生地に“こだわる”のは、代わりが効かないからでしょう。
ヨーロッパの生地は、見た目に派手なものが多く、見せ方を意識している生地が多い印象でした。一方、古橋の生地は、見た目に派手さはなくとも、着る人の“着心地の良さ”を追求しています。

服になり、着た瞬間に「ん?何かが違う」と違いが分かるはず。
“ふっくら”で、“上質な風合い”は、『古橋にしかできない』と自負しています。

普段、アパレルのお客様と取引しているため、一般の方に『古橋織布の生地』だと認識してもらえることは、ごくわずかです。
しかし最近、若手の社員が増え、作られる工程や背景を知って、購入してほしい!という想いから、自ら発信し、直接伝えられるようになりました。

私は退職しても、ずっと変わらず“古橋ファン”です。
これからも、まだ世の中にない生地がたくさん生まれることを楽しみにしています。

 

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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
HUISonlinestore | https://1-huis.stores.jp
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