とあるプロジェクトの下見で、今週も久留女木の棚田へ。
連日、暑さと水不足がニュースのトピックスにあがっていますが、
浜松市浜名区の久留女木の棚田も例に漏れず、例年と比べて降水が少なく、水不足。
山間地の斜面に何世代もかけて形成されてきた棚田では、大規模な灌漑や水路整備は難しく、天水や地下水に頼らざるを得ません。
久留女木の棚田でも、山の中腹からの湧水を開墾依頼ずっと分け合ってきたそうです。
大変美しい景観で外国の方にも人気の棚田ですが、機械化は難しく収量確保や農家さんの作業効率や負担という面では、不利な点も多くあります。
久留女木で生まれ育ち、先祖から受け継ぐ田んぼで米づくりを続けてこられた地元の農家さんも、こんなに水が少ない年、これほどまでに田んぼにヒビが入っているのは
これまで経験がないとおっしゃっていました。
今年度、HUISでは綿栽培だけではなく、お米の生産委託にも新たに取り組んでいます。
30年近く耕作されていなかった田んぼを復田し、6月に田植えを行いました。
無事に根はついたものの、伸び始めた柔らかい稲穂は鹿に食べられ、この水不足で土は干上がってしまい…と、自然と向き合いながらのお米作りの難しさを本当に感じています。
と、いろいろと心配な点はつきませんが、厳しい環境の中でも綿花畑では綿の花を観察することもでき、地面に近い方ではコットンボールもでき始めています。
2024年収穫分の綿は、絶賛綿繰り中(種取り)。
9/26(金)〜9/28(日)に東京ビックサイトで開催される「GOOD LIFEフェア」でも、綿の綿繰りを体験いただける予定です。
こちらもご興味ありましたらぜひお越しくださいね。
地元の地域資源を守るとともに、洋服の向こう側でものづくりに真摯に向き合っている職人さんたちの姿をお届けする、”遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト”。
水面下で進行中のプロジェクトと合わせて、ぜひお楽しみに。
■遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト
https://1-huis.com/kurumeki

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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
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