品質基準となるポイント

服の品質は、素材の種類や織り・編みの組織、縫製の丁寧さなど、さまざまな条件で決まります。例えば、細い糸を使う服でも、古い織機で時間をかけ高密度で織り上げることで優れた耐久性が生まれます。また、縫製の精度も、服の形を美しく保ち、長く快適に着続けるうえで大きな役割を果たします。近年、特に海外の縫製工場では自動化が進み、効率よく大量の製品生産することができますが、画一的な縫製システムではできない国産縫製の良さがあります。日本国内の縫製工場は昔ながらの機械や道具を使い、熟練した職人が生地や糸の調子を見ながら一点一点手作業で縫製する工場が多く、HUISではこうした縫製工場を選んで仕立てていただいています。細部まで丁寧に仕立てた服は、長年着ても型崩れやほつれが起きにくく、心地よい風合いが長続きします。

素材と通気性の関係

素材の種類も、服の着心地と長持ちの理由となる重要なポイントです。HUISは天然素材を使ったアイテムを展開していますが、例えば、綿（コットン）は柔らかな肌触りで着心地が良く、汗もよく吸ってくれます。肌へのやさしさを求めたい方にはぴったりです。麻（リネン・ラミー・ヘンプ）は、吸湿性・速乾性・放熱性・抗菌性などさまざまな機能を持ち、湿気が多く暑い夏にはぴったりの素材。また、調温性も備え、重ね着することで保温性も発揮してくれます。また、毛（ウール）は高い保温性を持つため秋冬にはぴったりの素材。防臭性・放熱性などの特徴ももつことから、麻と同じく、実は年間を通して快適に着ていただける素材です。このように天然素材の上質な素材で仕立てられた服は、長時間着てもストレスになりにくい特徴があります。

遠州織物の特徴と服への影響

日本国内で受け継がれてきた伝統技術の一つが、遠州織物です。ポリエステルやナイロンといった化学繊維と異なり、天然素材はいずれも繊細で糸が切れやすいことから、織布（織り）技術が必要となります。特に天然素材＆細番手の高級糸を織ることができる高い技術が遠州産地の大きな特徴で、その理由は貴重な旧式の織機が多く残る産地だから。熟練した職人が、古い機械を操り、ゆっくりと時間をかけて丁寧に織り上げることで、特別な風合いや着心地を持った服が生まれるのです。天然素材を用いるとともにこうした日本の伝統技術を活かすことで、肌触りだけでなく通気性や耐久性、自然な風合いが一緒に育まれます。こうした技術から生まれる服は、単なるファッションの枠を超え、長い年月を共にできる一着へと育ちます。

レディース向けのシルエットが着心地を左右する理由

女性の体のラインや動きを考えたシルエットのシャツは、着心地だけでなく、身につけたときの印象も大きく変わります。旧式の織機でゆっくりと時間をかけて織られた遠州織物の生地は柔らかく・しなやかなことが特徴で、生地をたっぷりと使うことできれいな落ち感が生まれて体のラインを拾いません。ゆとりのある設計は動きを妨げず、長時間着ても疲れを感じません。服と肌の間に心地よい空気の層が生まれます。

このつくりが通気性と肌触りの良さを高め、仕事から日常まで幅広い場面で心地よく着続ける一着へと導きます。

肌触りの良い素材を見極めるポイント

レディース服で特に大切なのが、素材が肌へ与える印象です。綿（コットン）や麻（リネン・ラミー・ヘンプ）などの自然素材は、肌あたりがやわらかく、通気性や吸湿性も高いという特徴があります。一方、強度や生産コストが求められる服では、ポリエステルなどの素材が組み合わされることもよくあります。

素材の種類だけでなく、糸の番手・撚り方や、どんな織機や編み機でどんな組織で作られているかなども、肌触りや質感、さらには服の印象そのものを大きく左右します。服を手に取る際は、素材表示だけで判断せず、肌に直接触れる部分のなめらかさや、織りの細やかさ、そして生産背景なども確かめることが大切です。

長時間の着用でも快適なデザインとは

単なる素材だけでなく、デザインそのものが着心地や印象を大きく左右します。例えば、ボタンや縫い代の処理、襟や袖口のデザインなど、肌と服が触れ合う部分の仕立ては特に丁寧であることが重要です。熟練の職人が丁寧に縫製する服は、生地や糸の調子を見ながら縫いあげていくため、生地の良さを活かした服に仕上がります。こうした細部へのこだわりが、着ている間の違和感を減らし、服そのものが自然となじみます。

レディース向けのシャツを選ぶときは、素材だけでなく、縫製やデザインの細部まで確かめることで、長く快適に着続けられる一着が見つかります。

丈夫で型崩れしにくい生地の重要性

メンズシャツで求めたいのは、洗濯や着用を繰り返しても型崩れしない確かな品質です。例えば、糸の密度が高い生地や、縫製が細部まで行き届いているものは、何度着ても元の形を保てます。また、ボタンホールや襟元など、力が集中しやすい部分の処理がしっかりしていると、長期的なお手入れもしやすく、着心地の安定につながります。

風合いが着るたびに育つ楽しみ

良質なメンズシャツの醍醐味となるのが、着るたびに増していく自然な風合いとなります。旧式の織機で織られた遠州織物は、糸に遊びを持たせてゆっくりと織り込まれていくことで、豊かな風合いと使い込むほどに増していく風合いが特徴です。天然素材の持つ良さと相まって、着用を重ねるごとにやわらかく身体へとなじみ、独自の表情が生まれます。これによって、単なる服から「長く共に過ごせる一着」へと育てる楽しみが生まれます。

長時間着ても快適となる仕様

長時間着ても疲れを感じないメンズシャツには、細部への細やかな配慮が行き渡っています。例えば、袖口のフィット感、身幅のゆとり、通気性や肌あたりなど、多様な条件が影響します。またシンプルなデザインのシャツでも、しなやかで落ち感のあるシルエットは着る人を引き立たせてくれます。単なる頑丈さだけでなく、着る側の身体や日々の動きを想定して仕立てるからこそ、長く着続けたいという想いが自然と芽生えます。