へ通し職人府川さんの取り組みと、新たにへ通し職人の道を歩み始めたお二人について、繊研新聞さんの一面で2日に渡り大きくご紹介いただきました。
府川さんは、古橋織布さんに織子さんとして勤めたのち、へ通し職人として独立。
独立直後にはパートナースタッフとしてHUISの販売にも携わっていただいていました。
へ通しの面白さ大切さ、何より織物に欠かせない”準備工程”を知ってもらいたい、そして職人の地位向上のため、独立後には「マルマス経糸準備」として起業もされました。
■“経通し職人・府川さんのこと”(2021-04-16)
https://1-huis.com/all/12577
■”経通しで独立・起業した府川さんが繊研新聞さんで特集されました”(2023-07-26)
https://1-huis.com/all/33956
そんな府川さん地道な活動が実を結び、府川さんの想いに共鳴した方が新たにへ通し職人としての道を歩み始めたそうです。
繊研新聞では2日間に渡り、府川さんの経歴や起業の経緯、そして新たに仲間に加わったお二人について丁寧に紹介いただいています。
様々な課題を抱える遠州産地ではありますが、とても嬉しいニュース。
11月には遠州織物の生産現場をめぐる宿泊側インターンシップ「遠州のトビラ」も開催予定です。
府川さんが開いたトビラをのぞきに、そしてあたなの新たなトビラを探しに、ぜひ宿泊側インターンシップ「遠州のトビラ」の詳細もご覧くださいね。
■「遠州のトビラ」遠州織物の世界にトビこむインターンシップ
期間:2025年11月19日(水)〜22日(土)の3泊4日
申込締切:10月13日(月・祝) 17:00
https://hamamatsu-mononavi.jp/news/41214
🔍「entrance 遠州のトビラ」で検索
■repost
@furuhashi.weaving
「へ通し職人の府川容子さんが、繊研新聞に大きく紹介されました!」
古橋織布で3年半の間、
織物の製造に携わりながら
へ通しの修行を重ねた府川さん。
専業のへ通し職人として
2021年に独立され、早4年余り。
今では、遠州ではなくてならない職人の一人です。
浜松への移住を機に、遠州織物を知り、
ものづくりの現場に触れる中で
「経通しをやりたい」と、
自らその道を切り拓いた府川さん。
経通しとは、字の通り、
織物を織る前に、経(たて)糸を一本ずつ
「ドロッパー」「綜絖(そうこう)」「筬(おさ)」という器具に
通していく作業のこと。
江戸時代から今もずっと、
変わらず人の手で行われている工程。
集中力と技術が求められる、
地味だけど、生地づくりには欠かせない、大切な仕事です。
その「経通し」の世界に飛び込んだ府川さんに続き、
なんと今、3人の女性たちが新たに独立を目指しています。
この経緯と取り組みが繊研新聞の1面で、
2日間にわたり紹介されました📰
課題の多い産地に、希望の光が差すようなニュースです。
一部本文を紹介します。ぜひご覧ください。
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9/10繊研新聞(1面)
新たな働き方を示す
経通し職人は未来を作る<上>
生地を織るために必要不可な工程である「経通し」。裏方の仕事として捉えられ、高齢化や担い手不足が深刻化していた工程の一つだが、浜松市を中心とする遠州産地でその職人を目指す人が増えている。ある一人の移住者が未経験から独立起業し、子育てしながら働くという新たなロールモデルを確立、経通し職人のイメージを変えた。
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9/11繊研新聞(1面)
新たな働き方を示す
経通し職人は未来を作る<下>
織布の準備工程の一つである経通し職人を志し、柘植綾子さん、大村直子さん、岡部正子さんが名乗りを上げた。経通し職人として新たな働き方を提示する府川容子さんと3人の出会いを後押ししたのは、産地の人たちだった。
担い手不足は経通しに限らず、他の工程も同じようにある。浜松市を中心とする遠州産地の産地活性化プロジェクト「エントランス」や、産地の生地を使うデザイナーが一体となり、リクルート活動に努めてきた。3人の採用はその取り組みが実ったものだ。
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高品質な“遠州織物”を使用したシンプルな衣服。
ふくふくとした豊かな生地の風合いを大切に。
HUISweb | www.1-huis.com
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